2017年7月の大洗-苫小牧航路(2)~オオトウゾクカモメ、アカエリヒレアシシギ

2017年7月の大洗-苫小牧航路(2)~オオトウゾクカモメ、アカエリヒレアシシギ

7/29-30 7月の大洗-苫小牧航路の往復に乗船した際の記録です。

▼最も接近したクロアシアホウドリ。翼開長2m越えです。(Black-footed Albatross)

▼夕方頃からアカエリヒレアシシギのラッシュタイムに突入しました。(Red-necked Phalarope)

▼海上の漂流物に目を凝らすと小さな無数のアカエリヒレアシシギが浮いており、気づいたときには船体が近づいたことに驚いて一斉に飛び出します。
夜になると船は苫小牧に到着。数時間上陸したのち、再び同じ船に乗船して大洗へと折り返しました。

▼翌朝は、北海道の沖合から観察を始めるため朝早く4時台からデッキでスタンバイしました。
5時すぎにはフルマカモメが飛びましたが、初めて見る鳥のため視認が遅れて背後から追いかける写真ばかりになってしまったのが悔やまれます。(Northern Fulmar)

▼5時40分頃、オオトウゾクカモメが現れ船体と並走しはじめました。
今回何度か現れたオオトウゾクカモメでしたが、この個体はぐんぐん船体に寄ってきて今まで一番近づいてくれました。(Great Skua)

▼南極で繁殖したオオトウゾクカモメが、夏から秋にかけて北海道周辺の沖合までやってくるそうです。
テレビ番組でペンギンの卵やひなを襲っているシーンが見られ、ギャング的なイメージがあるオオトウゾクカモメ。
近くで見ると、黒い翼の白い星や、背中の黄味がかったグラデーションがかっこいい鳥でした。