飛島探鳥(1)~前泊・鶴岡大山下池編

飛島探鳥(1)~前泊・鶴岡大山下池編

5月4日から6日まで飛島を訪れました。
3日は、翌日に備えて鶴岡で前泊し、その日はラムサール条約登録湿地の鶴岡・大山下池周辺林を散策しました。

▼初めて訪れたのですが、下池の周辺は自然学習交流館「ほとりあ」を中心に整備され、初心者にも散策しやすい環境でした。
水辺の林縁では、センダイムシクイ(写真)やコサメビタキがたっぷり見られました。

▼下池に向かって山の沢から細々と水が流れ込んでいるポイントは特に鳥影が濃く、足を留めて次々と現れる小鳥に目を奪われました。コサメビタキ。

▼キビタキの若オス。横から見ると灰色の羽がメッシュのように混じっており、若鳥であることがわかります。

▼気持ちよく散策していると、湿地からシロハラの警戒の雄叫びに似たツグミ科の声が聞こえてきました。
湿地をのぞいても姿が見えず、なんだろうな~とモヤモヤしたまま進んでいくと、水辺にアカハラのような鳥が見え、双眼鏡でよく見ると白い眉毛があります。さきほどの声の主と思われるマミチャジナイでした。(Eyebrowed Thrush)

▼マミチャジナイは樹上高くにいるのを見たことはありましたが、順光でばっちり見たのは初めてだったのでかなり嬉しかったです。

▼翌日、昨年の恐ろしい揺れとは大違いの見事な凪のなか船は出港し、オオミズナギドリ(写真)と少々のウミスズメに見送られながら島に到着しました。