田畑の片隅のウズラたち

田畑の片隅のウズラたち

4/19 涸沼の周辺の様子です。

▼散歩をしていたらいつも水を溜めてくれていた田んぼに22羽のムナグロが降りていました。散歩用コンデジで撮影。

▼この時期、ムナグロの群れは神出鬼没で思わぬ田んぼに現れます。上空を渡るムナグロのうちのほんの一部がたまに降りてくるとしたら、全体としては一体どれほど大勢のムナグロが頭の上を流れるように通過しているのか…。

▼さて、別の日、ふと道の端を見ると、カサカサっと茂みに入る小さな鳥の姿が。近づいて見ると、3羽のウズラでした。個体がかぶってなければ、今季なんと7羽めの遭遇。今季まで涸沼でウズラに出会ったことはないので、突然増えた感じ。(Japanese Quail)

▼3月16日から隣の地区で3羽のウズラを見ているのですが、同じ個体群だとしたら長すぎる滞在です。草でドーム状のハウスを作って暮らしている様子だったので、もしや繁殖するのでしょうか。

▼近年涸沼周辺の水田は乾田化し、麦畑に転作されつつあります。「麦うずら」という言葉があるほど、早春から短い草地になる麦畑はウズラと相性が良いとされています。さらにもう一つ、最近の田畑は作業の効率化のため複数枚が合併し、1枚あたりの面積が超広大になっていく傾向が顕著です。広々とした田畑は奥まって鳥見はしづらいのですが、鳥の居心地は良さそうです。これら2つの要因が重なって、密かにこのあたりがウズラの好む環境になってきているのかもしれません。