初見のチュウジシギ

初見のチュウジシギ

9/9 涸沼でチュウジシギ(Swinhoe’s Snipe)を観察することができました。

▼湿気の多い曇天の絶好のジシギ日和、よくジシギがいるポイントに差し掛かると、一見して浅黒く、嘴は短めで、タシギより少し大きい1羽のジシギが目の前にいました。
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▼しばらく息を殺してジッとしていると、何事もなかったかのようにこちらに向かってどんどん近づいてきます。
この性格からも、探し求めていた「チュウジシギだ!」と直感的に思ったものの、チュウジシギを図鑑等でしか見たことがないため、全く自信がありません。
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▼長期戦覚悟で、絶対的識別ポイントである尾羽根を広げるその瞬間を待つことにしました。
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▼待っている間、横から上から畦に嘴をブスブスと突き刺して、次から次とミミズを踊り食いしています。これほどミミズを上手にみつける鳥を見たことがありません。
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▼やがて、満腹になったチュウジシギ(仮)は、リラックスしてうとうとと居眠りを始めました…。
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▼もうしばらく動かないのかと少し油断していたその時、待ちに待ったのびのびポーズを始めたのです。
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▼外尾羽根が羽軸を中心に真っ黒で、尾羽根はざっと数えて20枚、まごうことなきチュウジシギとわかり、安堵するとともに大変愛想の良いチュウジシギに感謝したのでした。
chuuji