オオメダイチドリとメダイチドリ

オオメダイチドリとメダイチドリ

5/2 県央の海辺でオオメダイチドリと遭遇しました。

▼春の渡りの海のシギチを一通り見終えたあと、いつものポイントを見て歩いていると、とても近い夏羽のメダイチドリ。正面顔が面白いです。

▼遠くの岩場やごちゃごちゃした背景に佇んでいることが多いので、こんなに近くで単体をしっかり見られてラッキー。(Lesser Sand Plover)

▼少し進むと、また目の前にメダイチドリ。
しかし、足が長い…くちばしも長い…長過ぎるのでは…。

▼シルエットを見た瞬間にオオメダイチドリではないかと思ったのですが、偶然つぶさに観察することができる距離にいたシギチ2羽のうちの1羽がオオメダイチドリというのは信じがたいことだったので、当日詳しい方に伺いオオメダイチドリと同定して頂きました。(Greater Sand Plover)

▼秋に幼鳥を見る機会は今までもありましたが、春ならではの少しずつ夏羽になりつつある個体で、こうした個体と遭遇するのは運が良いことです。

▼今後ふたたびオオメダイチドリに出会ったときに識別を迷うことがないよう、参考としてわかりやすい写真を。くちばしが長いのはもちろん、くちばしの先から半分くらいまでがなだらかに膨らんでいます。

▼こちらはメダイチドリですが、くちばしの先から3分の1くらいまでがこんもりしています。
しかし実際に見ると寒くて羽根を膨らませていたり、メダイチドリも案外足が長いように見えたりして、かなり混乱します。まずは特徴を捉えられる横アングル全体像をしっかり観察・撮影するのがポイントかもしれません。他の個体と並んでいると一番わかりやすいですけどね。